フロイドスタッドが傾きやすい バスウッドボディの修復、他


Kramer JK1000です。
バスウッドボディは柔らかく、外部応力でフロイドのスタッドが傾いてしまう。
そんな実例がこのギターで、
フロイド周辺を踏まれたらしく、フロイドのスタッドがグラグラになり、再起不能として10年以上お蔵入り。

今回は、修理+ピックアップスラントを平行化+バンブルビーカラー(黒黄)への変更がメニューになります。

ご本人の訴え 診断結果と修理メニュー
@アーム固定部分がぐらぐら
Aネックジョイント部(ボディー側)にヒビ3箇所
Bフレット減り
@アームスタッドの穴がユルユル
  スタッド付近ボディ作り直し
Aネックジョイント付近のヒビは塗装のみ
  修正不要
Bフレット交換必要
  ギブソンサイズ希望。弦高低めに調整
Cバンブルビーカラーに塗装
Dパーツ類クリーニング
  ビス類は必要に応じて交換

まずは情態です。
ボディ全景。よく使い込まれてシブイ感じ。
使い込まれたと言う割には傷は少ないと思う
ボディバックも同様に使い
込まれていて、バックル
傷もある。
ジョイントプレート。
USA製だ
押しつぶされて
傾いたスタッド。
グラグラで指で回せる
もう一方も同様にグラグラ スタッド穴は楕円形に・・ クラックは塗装だけ。
ボディの被害は思った
より少ない
ネックジョイント部のヒビ。
どうやら塗装だけだと思う
PUキャビティ内のスタンプ。
3 5 BW W かな?
半田付け、超ヘタクソ!
加熱しすぎです。
バラしたパーツはひとつの
ケースへ収納
バナナへーーーッド! シム、厚すぎ!
シムなしに改造します
フレットはかなり弾きこんで
いるので要交換
ペグはゴトー製でした
テンションバーはこの位。
あまりテンションかけて
居ないほうだと思います
ロックナットはR2 甥ごさんが貼ったという
ステキなシール!
「舵トル造」ってダレ??
もうひとつオマケに
シールです。



BODY加工

NECK加工

塗装

アッセンブリー

完成!